プールサイドで深く息を整える泳ぎ手

プール25メートルの壁、息が続かないときに見直したい泳ぎ方

「25メートル泳ぐと、もう息が続かない」

プールに通い始めた頃、こんな声を耳にすることがあります。

ターンの手前で立ち止まり、プールサイドに掴まって肩で息を整える。

そこから50メートル、100メートルと続けていくのは、最初は本当に遠く感じますよね。

ただ25メートルで止まる原因は、体力よりもむしろ泳ぎ方の整え方にあることが多いです。

今日は長く泳ぎ続けるための呼吸とフォームの小さな見直し方を、一緒に整理していきますね。

 

H.K.
力ではなく、整え方で変わる部分がたくさんありますよ!

 

 

 

25メートルで息が上がる本当の理由

 

プールサイドで深く息を整える泳ぎ手

 

そもそも、なぜ25メートルで息が続かなくなるのでしょうか?

多くの場合、心肺機能の問題ではなく、水中での体の使い方が原因になっています。

原因を切り分けて見ていくと、対策も自然と見えてきます。

 

力を入れすぎて酸素を消費している

 

水を進もうとして、腕や脚に強い力を入れていませんか?

力を入れた瞬間、体は酸素を一気に使います。

陸上で全力ダッシュをしているのと、似たような状態が水中で起きているわけです。

泳ぎは力よりも、水に体を預ける感覚の方が結果的に進みます。

 

体が沈み、抵抗が増えている

 

息が苦しくなる人ほど、頭を上げて前を見ようとする傾向があります。

頭が上がると腰と脚が水中に沈み、体の真下で水を引きずる形になります。

これは、まるで小さな錨を引きながら泳いでいるようなものです。

抵抗が増えればそれを乗り越えるためにさらに力が要り、酸素もより消費されてしまいます。

 

呼吸のタイミングが噛み合わない

 

息を吸う動作だけを意識して、吐く動作がおろそかになっていることもよくあります。

水中でゆっくり吐き切らないと、次に吸える空気の量は限られてしまいます。

結果、半分しか吸えない呼吸を繰り返すことになり、息切れが早まります。

呼吸はまず、息を吐き切ることから整える視点が大切です。

 

H.K.
吐くのを意識しただけで楽になった、という声をよく聞きます。

 

ひとことアドバイス

息が上がる原因は心肺ではなく、フォームと呼吸の順序にあると意識してみましょう。

 

距離を伸ばす3つの感覚

 

朝の光が差し込む空のプール

 

原因が見えたら、次は整え方です。

泳ぎ続けるために必要なのは、難しい技術ではありません。

意識しやすい3つの感覚から、順に試してみてください。

 

浮く感覚を最優先にする

 

泳ぐ前にまず浮く感覚を確認するだけで、泳ぎの質が変わります。

けのびの姿勢で5秒、力を抜いて浮いてみましょう。

頭の位置は、視線が真下を向くくらいまで沈めます。

このとき、腰や脚が自然に水面に近づく感覚があれば、その姿勢が泳ぎの土台になります。

 

キックは小さく、軽くで十分

 

キックで前に進もうとすると、足が下に蹴り下ろされ、体が斜めになります。

長い距離を泳ぎたいときは、キックは姿勢を保つための小さな動きと捉えてみてください。

太ももから動かし、足首はあえて脱力。

水しぶきは少ない方が、エネルギーを温存できますよ。

 

ストロークはゆっくり長く

 

急いで腕を回すほど、息は早く上がります。

1回のストロークで、できるだけ遠くの水を掴む意識を持ちましょう。

腕の回転数を減らし、その分1回1回をしっかり押し切る。

これは楽器のチューニングを合わせ直すように、リズムを整える作業に似ています。

 

ひとことアドバイス

ゆっくり、長く。

この3つを心の中で唱えながら泳いでみると、感覚を掴みやすくなります。

 

段階的に距離を伸ばす練習の進め方

 

クロールのフォームを練習する泳ぎ手

 

感覚が掴めてきたら、距離を増やしていきましょう。

いきなり50メートル、100メートルと挑戦するより、段階を踏んだ方が結果的に早く伸びます。

 

25mインターバルから始める

 

まずは25メートルを4〜6本、間に30秒ほどの休憩を挟んで繰り返します。

1本ごとに呼吸とフォームを確認し、崩れたら次の1本で意識する。

これは、登山で標高を少しずつ稼いでいくような感覚に近いですね。

休憩を挟むことで、フォームを保ったまま距離を積み重ねられます。

 

イージースイムで長さに慣れる

 

慣れてきたら、休憩を入れずに50メートルをゆっくり泳いでみましょう。

ここで大切なのは、速さではなく止まらないことです。

記録を狙うのではなく、体に楽に泳ぎ続ける感覚を覚えさせる時間にします。

実は、この緩やかなスイムこそが、後で距離を伸ばす一番の土台になっていきます。

 

H.K.
焦らないこと、これが一番大切です。

 

ひとことアドバイス

速さではなく止まらないを目標にすると、ある日ふっと距離が伸びる瞬間がやって来ます。

 

今日からできること

 

プールサイドで小休止する泳ぎ手

 

25メートルの壁は、体力の限界ではなく整え方の課題であることが多いです。

今日からできる小さな一歩を、3つにまとめてみました。

 

  • 泳ぐ前に5秒、けのびで浮く感覚を確認する
  • 水中で息を吐き切ることを意識する
  • 25メートル×4本のインターバルから始める

 

ひとことアドバイス

距離は頑張った分だけ伸びるのではなく、整えた分だけ伸びていくものです。

 

ぜひ次にプールへ行ったとき、まずは

「浮く」

「吐く」

だけを意識してみてください。

 

H.K.
準備が整えば、泳げる距離は思ったより早く伸びていきますよ!

 

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