先週の土曜、朝のジムでベンチプレスを追い込んだ翌日のこと。
ベッドから起き上がるのもひと苦労で、体は鉛みたいに重く感じました。
そんな朝に、つい口から出てしまう言葉がありますよね。
「ちゃんと寝たのに、どうして疲れが抜けないんだろう?」
頑張った分だけ、回復もスッと進んでほしいですよね。
実は、その鍵を握っているのが毎日のお風呂だったりします。
シャワーでサッと済ませている人ほど、もったいない入り方をしているかもしれません。
お風呂が回復のスイッチになる

筋トレで疲れるのは、筋肉だけではありません。
自律神経も、けっこうな負荷を受けています。
追い込んだあとに気持ちが高ぶって眠れない、というのもそのせいです。
お風呂には、その高ぶった状態をゆるめてくれる働きがあります。
シャワーだけだと、もったいない
夏場や忙しい日は、シャワーで済ませたくなりますよね。
もちろん、それで悪いわけではありません。
ただシャワーは体の表面を流すだけで、芯まではなかなか温まりません。
湯船に浸かると、体が内側からじんわり温まっていきます。
この芯から温まる感覚こそが、疲れの抜け方を左右します。
温めると、体の中で起きること
体が温まると、血のめぐりがよくなります。
めぐりがよくなると、疲れの元になるものが流れていきやすくなります。
川の流れが速いほど淀みが残りにくい、あのイメージに近いです。
逆に体が冷えてこわばったままだと、流れは滞りがちになります。
温めることは、その流れをそっと後押しする行為だと考えてください。
体の汚れだけでなく、その日の疲れまで流していく。
お風呂には、たしかにそういう力があると思います。
疲れが抜けるお風呂の入り方

では、どう入れば回復につながるのでしょうか。
難しいことはありません。
意識したいのは、温度とタイミング、この2つだけです。
お湯は熱すぎないほうがいい
熱いお湯にガツンと浸かると、いかにも効いた気がしますよね。
でも、熱すぎるお湯は体を興奮させる方向に働きます。
回復を狙うなら、38〜40度くらいのぬるめがちょうどいいです。
時間は10〜15分、軽く汗ばむくらいを目安にしてください。
長く入れば良いわけではない、というのが大事なところです。
追い込んだ直後は、少し待つ
ハードに追い込んだ直後は、体がまだ興奮しています。
心臓もドキドキしているような状態で、すぐ熱い湯に入るのはおすすめしません。
10分から20分ほど、汗が引くのを待ってから入ると安心です。
寝る1〜2時間前に入っておくと、寝つきもよくなりやすいです。
温まった体がベッドに入るころにちょうどよく下がっていく、その流れを利用するイメージですね。
温冷を、軽く使い分ける
余裕があれば、湯船と少しぬるいシャワーを交互にするのもいいです。
ただし、これは無理にやる必要はありません。
冷たい水が苦手なら、手足の先に軽くかける程度でも十分です。
正直に言うと、この温冷の使い分けは合う人と合わない人がいます。
気持ちいいと感じる範囲でやるのが、いちばん長続きします。
ひとことアドバイス
完璧な入り方を目指さなくて大丈夫。
まずはぬるめの湯船に10分、そこから始めてみてください。
やりがちな、もったいない入り方

よかれと思ってやっていることが、逆効果になる場合もあります。
ここでは、つまずきやすいポイントを見ていきましょう。
長風呂とのぼせに注意
ここで、よく耳にする思い込みがあります。
「長く入るほど、疲れが取れるはず」
という考え方です。
でも、これは少し違います。
長すぎる入浴は、かえって体力を奪ってしまいます。
のぼせやふらつきの原因にもなるので、気をつけたいところですね。
30分以上の長風呂より、ぬるめに10分のほうが体はラクになります。
湯上がりの過ごし方で差がつく
お風呂を出たあと、つい冷たい飲み物を一気飲みしたくなりますよね。
気持ちはわかりますが、せっかく温めた体が急に冷えてしまいます。
常温の水や白湯を、ゆっくり飲むほうが体にはやさしいです。
水分補給そのものは大事なので、そこは忘れないでくださいね。
湯上がりにスマホを見続けて夜更かしするのも、もったいない過ごし方です。
ポイント
お風呂は長さより、温度とタイミング。
ぬるめの湯にほどよく浸かるのが、回復への近道です。
今日からできること

頑張ったあとの体は、温めてあげるだけで回復のしかたが変わります。
特別な道具も、お金も要りません。
- 湯船は38〜40度のぬるめで、10〜15分浸かる
- 追い込んだ直後は避け、汗が引いてから入る
- 湯上がりは常温の水を、ゆっくり飲む
ひとことアドバイス
今夜、シャワーをやめて湯船につかるだけでいい。
明日の体が、きっと答えをくれます。
ぜひ今夜のお風呂から、ひとつ試してみてくださいね。