はじめに
筋トレをする際、フリーウェイトとマシンという2つの主要な方法があります。
まだ筋トレを始めたばかりの方はまだそれぞれどういったものか・どんな特徴があるのかご存知ない方も多いかと思います。
どちらも筋肉を鍛えるという目的は同じですが、それぞれに特徴があり、得られる効果も異なります。
知ればバラエティに富んだメニューを組むことができ、効率的に鍛えることができます!
この記事では、フリーウェイトとマシンの違いを明確にし、どのように使い分けるべきかを解説します。
フリーウェイトとは
フリーウェイトとは、バーベル、ダンベル、ケトルベルなど、軌道が固定されていない重りを使ったトレーニング方法です。
自身の身体でバランスを取りながら動作を行うため、複数の筋肉を同時に使うことが特徴です。
メリット:
- 全身の筋肉をバランス良く鍛えられる: バランスを取るために体幹や補助筋群も同時に使われるため、全身の筋肉を効率的に鍛えられます。
- より自然な動き: 軌道が固定されていないため、身体の構造に合わせた自然な動きでトレーニングできます。
- 高重量を扱いやすい: マシンに比べて高重量を扱いやすく、筋力アップ、筋肥大に効果的です。
- 競技パフォーマンス向上に繋がりやすい: スポーツの動きは複雑なものが多いため、フリーウェイトで養われたバランス感覚や協調性は競技パフォーマンス向上に役立ちます。
デメリット:
- 正しいフォームの習得が難しい: バランスを取りながら動作を行うため、正しいフォームを習得するのに時間がかかります。
- 怪我のリスクが高い: 誤ったフォームで行うと、怪我のリスクが高まります。特に高重量を扱う場合は注意が必要です。
- 準備や片付けに手間がかかる: プレートの付け替えなど、準備や片付けに手間がかかる場合があります。
マシンとは
マシンとは、特定の筋肉を鍛えるために設計されたトレーニング機器です。
軌道が固定されているため、初心者でも比較的安全にトレーニングできます。
メリット:
- 正しいフォームで行いやすい: 軌道が固定されているため、初心者でも比較的簡単に正しいフォームでトレーニングできます。
- 特定の部位を集中的に鍛えられる: 狙った筋肉にダイレクトに負荷をかけられるため、効率的に鍛えられます。
- 安全性が高い: 軌道が固定されているため、フリーウェイトに比べて怪我のリスクが低いです。
- 準備や片付けが簡単: 重量設定が簡単なものが多く、準備や片付けに手間がかかりません。
デメリット:
- 使える筋肉が限られる: 軌道が固定されているため、特定の筋肉しか使われず、全身のバランスを鍛える効果はフリーウェイトに比べ低いと言えます。
- 高重量を扱いにくい場合がある: マシンの構造によっては、フリーウェイトほど高重量を扱えない場合があります。
- 身体の構造に合わない場合がある: マシンは平均的な体型に合わせて設計されているため、体型によっては適切なフォームで行えない場合があります。
使い分けの基準
フリーウェイトとマシンは、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、目的やレベルに合わせて使い分けることが重要です。
フリーウェイトがおすすめの場合
- 全身のバランスや協調性を高めたい: フリーウェイトは全身の筋肉をバランス良く鍛えるのに効果的です。
- 高重量を扱って筋力アップ、筋肥大を目指したい: フリーウェイトは高重量を扱いやすく、筋力アップ、筋肥大に効果的です。
マシンがおすすめの場合
- 初心者: まずはマシンで基本的なフォームを習得し、ある程度筋力がついてきたらフリーウェイトに挑戦するのがおすすめです。
- 特定の部位を集中的に鍛えたい: マシンは特定の部位を集中的に鍛えるのに効果的です。
- リハビリ目的: マシンは動作が安定しているため、リハビリ目的にも適しています。
- 怪我のリスクを抑えたい: マシンは軌道が固定されているため、フリーウェイトに比べて怪我のリスクが低いです。
パーソナルトレーニングや経験豊富な人との合トレなど、すぐサポートを受けられ、正しい使い方の指導が受けらる環境であれば初めからフリーウェイトの使用をおすすめします!
具体的な使い分けの例
- 初心者の胸トレーニング: チェストプレスマシンでフォームを習得後、ダンベルベンチプレスに移行。
- 背中トレーニング: ラットプルダウンマシンで広背筋を意識した後、懸垂やバーベルローイングで背中全体を強化。
- スクワット: 初心者はスミスマシンでフォームを練習後、バーベルスクワットに移行。
おわりに
フリーウェイトとマシンは、それぞれ異なる特性を持つトレーニング方法です。
どちらが優れているというわけではなく、目的やレベルに合わせて適切に使い分けることが効果的な筋力トレーニングに繋がります。
自身の目標に合わせて、両方をバランス良く取り入れることをおすすめします!